聖老人

(縄文杉の前にて、屋久島1991夏)
学生の時から大きな木が好きで、ちょこちょこと拝ませてもらいにいってました。
・・・というわけで、「だって好きなんだもん」というだけのページです。
(ま、少しずつ付け足してアップして、ゆっくり整理していきます)


思い入れ

「聖老人」について

この木なんの木

木と樹















 

今まで会えた聖老人
2004年
・建長寺のビャクシン(神奈川県)

2003年
・妻田のクスノキ(神奈川県)
・秦野市南小学校の
     ソメイヨシノ(神奈川県)
・白山神社のスギ(神奈川県)
・総世寺のカヤ(神奈川県)
・城願寺のビャクシン(神奈川県)
・大藤(栃木県)
・王仁塚桜(山梨県)
・高山神代桜(山梨県)

1991〜2002年
・来宮神社の杉(静 岡県)
・伊勢神宮の杉
・大えの木(神奈川 県)
・箒杉(神奈川県)
・高山神代桜(山梨 県)
・縄文杉(鹿児島県)
・蒲生の大楠(鹿児 島県)


 

思い入れ
う〜ん・・・、ま、キッカケとしては、やはり「縄文杉」なんでしょうねぇ・・・
もうよく憶えていませんが・・・たぶん高校生の時だったと思います。
テレビで、屋久島か縄文杉か、はたまた屋久島在住の詩人・山尾三省さんのことだったか?
どれが主だったものだったか忘れてしまいましたが、
とにかくどれかの特集をやっていだんですよね。
それからですかねぇ、大きな木に興味を持つようになったのは・・・。
ま、本当に生き物が好きで、植物が好きで、木が好きなら、
大きさなんてものは関係ないんでしょうが、
鈍感な自分は、解りやすい何か(大きさやら樹齢やら)がないと
自然の凄さとか生き物の神秘さ神々しさってのが解らないんでしょうね。
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「聖老人」について
このページのタイトルである「聖老人」というのは、僕の得意なパクリです。

聖老人

屋久島の山中に一人の聖老人が立っている
齢およそ七千二百年という
ごわごわとしたその肌に手を触れると
遠く深い神聖の気が泌み込んでくる
聖老人
あなたは この地上に生を受けて以来 ただのひとことも語らず
ただの一歩も動かず そこに立っておられた
それは苦行神シヴァの千年至福の瞑想の姿に似ていながら
苦行とも至福ともかかわりのないものとしてそこにあった
ただ そこにあるだけであった
あなたの体には幾十本もの他の樹木が生い繁り
あなたを大地とみなしているが
あなたはそれを自然の出来事として眺めている
あなたのごわごわとした肌に耳をつけ
せめて生命の液の流れる音を聴こうとするが
あなたはただそこにあるだけ
無言で 一切を語らない
聖老人
昔 人々が悪というものを知らず 人々の間に善が支配していたころ
人間の寿命は千年を数えることが出来たと 私は聞く
そのころは人々は神の如くに光り輝き 神々と共に語り合ったという
やがて人々の間に悪がしのびこみ
それと同時に人間の寿命はどんどん短くなった
それでもついこの間までは まだ三百年五百年を数える人が生きていたという
今はそれもなくなった
この鉄の時代には 人間の寿命は百歳を限りとするようになった
昔 人々の間に善が支配し 人々が神と共に語り合っていたころのことを
聖老人
わたくしは あなたに尋ねたかった
けれども あなたはただそこに静かな喜びとしてあるだけ
無言で一切のことを語らなかった
わたくしが知ったのは
あなたがそこにあり そして生きている ということだけだった
そこにあり 生きているということ
生きているということ
聖老人
あなたの足元の大地から 幾すじもの清らかな水が泌み出していました
それはあなたの 唯一の現わされた心のようでありました
その水を両手ですくい わたくしは聖なるものとして飲みました
わたくしは思い出しました
法句経 九十八
村落においても また森林においても
低地においても また平地においても
拝むに足る人の住するところ その土地は楽しい
法句経 九十九
森林は楽しい 世人が楽しまないところで
食欲を離れた人は楽しむであろう
かれは欲楽を求めないからである
森林は楽しい 拝むに足る人の住するところ その土地は楽しい
聖老人
あなたが黙して語らぬ故に
わたくしは あなたの森に住む 罪知らぬひとりの百姓となって
鈴振り あなたを讃える歌をうたう
                                                                             
<1978年11月発行月刊『Life Science』(生命科学振興会)に発表> 
山尾三省著「聖老人 百姓・詩人・信仰者として」 (プラサード書店発行)より

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この木なんの木
「大きな木が好きなんですよ・・・」とか話をすると、たいがいきかれるのは、
「じゃあ「この木なんの木」の木ってどこにあるの?観にいったことある?」
ってなことをよく質問されます。えと、自分はまだみたことありません。
実はあの木は海外にあります。詳しいことは、「日立の木ONLINE」
覗いてみて下さい。→<http://www.hitachinoki.net/>
(勝手にリンクさせれないので、URLだけ記しておきます)
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木と樹
えっと、とにかく違いがあるんですよ・・・
(いつかそれは書き込むとして)
えと、お役所的には「巨木」なんて字の使い方のようです。
でも、こだわりのある人は「巨樹」と記していることが多いですね。
僕のページでは、「ま、シンプルだから・・・」という理由で、「木」の方を多用していきます。
こだわろうと思っていたのですが、なんかマネっこになってしまうのもイヤだし、
でもでも、かといって、木が好きっていっているのに、
「木」と「樹」をどーでもいいように考えてると思われるのもシャクだし・・・
ま、ここでは、一般的に生きているとされてない「木」なんてものについても
考えていけたらなぁとも思っているので、基本的には「木」!
そして、つきつめれば、やっぱりあまりこだわらず、
テキトー(ってことが適当なのかな?)な使い方で・・・
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by てつ太郎